ヨガと精神の安定

　「ヨガ」には”コントロール”・”調和をとる”・”つなぐ”といった意味あいがあります。　また、「心の動きを抑止する」と定義されていて心の動きをコントロールする為の様々な鍛錬により苦しみから解放することを目的としています。

　ヨガは深い呼吸を繰り返しながら交感神経を優位にするポーズと副交感神経を優位にするポーズを行い最後に瞑想することで心を安定させ心身のバランスを整え自己の内観を可能にします。そして集中力も高まり穏やかでゆるぎない精神力を作り出すことができます。

　ヨガを行うとき大切にされることが呼吸です。ヨガでは概ね腹式呼吸がもちいられますが、この腹式呼吸は自律神経の副交感神経に働き自律神経のバランスを整える効果があります。ストレスなどで交感神経が過多になっている場合などは交感神経を優位にさせることでバランスがとれてきます。

　また、ストレスなどで体調が悪い時は胃や腸などの内臓も疲れており働きが鈍くなり不調を感じることも多いですが腹式呼吸でおなか一杯に酸素を取り入れることで横隔膜が上下し胃や腸が刺激され内臓のマッサージをすることができます。　さらに大量に取り込んだ酸素が全身にいきわたり血行も良くなりコリや冷えなども改善されていきます。


　人間はもともと体を動かすことで脳内の神経伝達物質の幸福ホルモンと言われているセロトニンが分泌されリラックスします。ヨガは運動をするということと呼吸を操ることで心と精神に安定や強化をもたらしてくれます。